両案を対称の物とするために、大きく分けて台所優先案を廉価グレードとし、台所優先案を中級グレードと位置づけしております。
簡単な比較については下記のとおりです。
可動間仕切案
・システムキッチン:Panasonic/LivingStation Sクラス
・造付家具類:大工工事(大工さんが現場にて加工組み立てをします)としています。※下足入、洗面台、食器棚
・建具等は極力減らし(クローゼットは扉でなくカーテン等)全体の質を落とさずコスト削減をしています。
台所優先案
・システムキッチン:TOYOキッチン/Bay CLシリーズ
・造付家具類:大半を北海道旭川にて加工、塗装まで丁寧に行うヤマシタプランニングオフィス制作としています。
・天然素材の仕様部位が多く、より健康的な構成となります。
設計契約は本見積りの前に行うNAMELESS建築設計事務所(以下NAMELESS)との個別の契約です。
その算定根拠としては、NAMELESSが提示する概算見積もり額の10%で決めさせていただくため、工事業者が提出する本見積りからの10%と差異が生じます。
仮に工事費が概算額を上回った場合、もしくは下回った場合であっても設計料は変動しないものとさせて頂いております。この為工事費とは分けてご提示しています。
また、競合となるリフォーム、リノベーション等の業者も同様に工事費を表に出している所が多く、単純に金額面での比較をして頂くうえで平等にご評価いただけるように工事費と設計料を分けてご提示させて頂いております。
全体の流れを大きく分けると設計に係る期間(以下前半戦)と工事に係る期間(以下後半戦)の2つに分けられます。
後半戦に関しては、20坪前後の場合、よほど社会情勢が不穏にならない限り安定して1.5~2か月程度です。
そして、前半戦に関してはお客様とのセッションの程度によって大きく異なります。
この期間は、より良い家造りの為に要望や知恵を出し合いながらまとめていく期間の為に、1案でご満足頂くお客様もいれば、何案かでようやく収束していくお客様もいらっしゃいます。
この前半戦をいかに充実させるかによって大きく工期が変わります。
ご提案による最短の目安としては、初回のご提案で概ねの方向性をご了解頂き、収束さsてていくセッションを2回程度行うイメージとしています。
その前半戦の平均値は、1~2ヵ月程度だと思われ、後半戦を併せ合計すると4~5ヵ月程度を想定して頂きたいと思います。
標準的に用いる材料としては、一部ですが
・フローリング材:ナラ無垢材(15mm)、パイン材(15mm)
・石材:大理石モカクリーム、大理石ゴールデンクリーム
・壁材:土佐和紙壁紙、珪藻土
その他情勢や特需等見極めながら、安く安心してご使用できる材料をセレクトしながらご提案いたします。
※先の大震災の影響により建材が入手困難、また燃料費高騰などにより、一部ご期待に応えられない場合が有る事をご了承ください。
ご提案している2案では、双方とも実装しておりません。
理由として、
床暖房については、電気式床暖房の場合は電気契約容量の問題、ガス式床暖房の場合は給湯器も含めた交換等既存を調査しない事には、工事範囲が読みづらくなかなかご提示しずらい項目です。
エアコン等空調機器については、天井埋め込み型、隠ぺい配管等を行う場合を除き、量販店購入の場合の方がコストを抑えられる傾向です。
この項目に関してもお気軽にお尋ね頂ければ、現地調査も含め最良の案をご提示致します。
ご提案している2案とも、ユニットバスにてご提案しております。
理由として、
在来浴室(昔ながらのタイル張り床、壁、浴槽等の構成)は防水等、階下等に与える状況について、一度現状を調査しないとご提示しづらい事、またコスト削減の意味合いからユニットバスにてご提案しております。
現状を把握して、コスト的に余裕が有るようでしたら浴室自体を綺麗に造り込むことも可能です。
その他設備については、陶器製の台置き型洗面器(既製品洗面台では無く)、タンクレス型節水便器にてご提案しています。
・ユニットバス:Panasonic/i-X FCシリーズ
・便器:Panasonic/アラウーノS